PIECE OF ASIA

心象風景 素人による諸々の考察

「写真と映像の物質性」

カメラを買おうと決めた7月末、「写真と映像の物質性」というタイムリーな企画展が北浦和にある埼玉県立近代美術館で開催されていたので鑑賞してきました。

f:id:asipie:20200815193042j:plain

埼玉県立近代美術館

カメラ購入前でスマホでの撮影。建物の上部が切れてますが、これ以上後ろに下がるのが面倒くさくなったのでここでシャッターを押しました。性格です。美術館は北浦和駅から歩いてすぐの北浦和公園内にあります。

f:id:asipie:20200815193146j:plain

園内に横たわる裸婦像

視線の先は空。ここに空の写真を貼ろうと思ったのですが、空の写真は撮ってなかったです。

f:id:asipie:20200815193049j:plain

企画展「写真と映像の物質性」

展示作品は撮影禁止とのことで写真はありません。4名と1組のアーティストによる写真と映像の作品展だったのですが内容を言い表すことが難しいので美術館のHPよりこの企画展の意図を以下に引用します。

彼らの作品をラディカルな再考と更新をめざす「新しい写真的なオブジェクト」と措定し、著しい速度で変化する現代 の写真表現・映像表現の一断面をとらえることがこの展覧会のねらいです。それはまた、私たちをとりまく今日の視覚 環境について、深く考えを巡らせる絶好の機会となるはずです。

 難解ですね。作品を見ても難解でした。数百枚重ねた大判の写真を大胆に削って一見何を撮ったのか判別できない作品だったり、光の粒や線が大画面の中でノイジーに点滅して浮かび上がってくるように見える作品だったり。もちろん頭で理解しようと思って鑑賞した訳ではないので理解できなかったことに問題はありません。

そんな中で、展示順で最後の作品となる迫鉄平(さこてっぺい)さんの映像作品は感覚的に面白くてクスっと笑えるような作品でした。風にはためく旗や、工事現場等の日常目にする光景を定点撮影し、それらの映像を繋ぎ合わせた作品なのですが、例えばパチンコ屋を定点撮影しているとカメラフレームの中にタクシーが入って来て車庫入れするために何度もハンドルを切って車を前後させるのですが、車が前に出るとフレームアウト、バックするとフレームインするそのイン&アウトの繰り返しにクスっとなるのです。一見単調な映像の所々に偶然の変化や落ちのような場面が出て来てその度に鑑賞者の心が揺れるのです。同氏が他展でのインタビューで

映像作品は、写真を撮ろうとする「あ」という決定的瞬間、シャッターチャンスを「あーーー」と引き伸ばし時間を挿入するものでした。

と答えていて、「あ」を「あーーー」にするって面白いなと思いました。

f:id:asipie:20200815193129j:plain

美術館の吹き抜け 天井と地下

美術館を出てから少し歩くことに。同じく北浦和にある「ふれあい通り商店街」をまっすぐ。まっすぐ。

f:id:asipie:20200815193122j:plain

八百屋さんの看板猫

この八百屋さんの前を通る度に白黒の看板猫ちゃんを探してます。いる時といない時があって、いないと思ったらバナナ箱の中で寝てたりします。

f:id:asipie:20200815193115j:plain

エステ店のポスター

f:id:asipie:20200815193055j:plain

一人では、たどりつけない肌がある。

 色々なキャッチコピーを考えますよね。商業広告はインパクトがあって、分かりやすくて、ターゲットの心を捉える意図がはっきり読み取れますよね。

500メートル程ある「ふれあい通り商店街」の終着地はT字路に立つスーパーのイオンです。ここにイオンの写真を貼ろうと思ったのですが、イオンの写真は撮ってなかったです。

帰ります。

 

ただいま自由人になるべく自由人ランキングに参加しています。下記の自由人ボタンを押して頂くと私に自由人ポイントが入ります。よろしければワンクリックお願いします。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自由人へ
にほんブログ村